コスプレの事いろいろ書いてます。

コスプレ衣装、イベント、撮影、お作法などのメモブログです。

コスプレ撮影初心者向け、コンデジを買ったらまず行う設定、知っていることを全部書く。

趣味で写真を撮り始めて十数年、以前はわざわざ撮りに出かける時は必ず一眼レフでしたが、最近はコンパクトデジタルカメラも画質が良くなって、こっちで撮ることも多くなりました。
コンデジのレンズには不満があるんだけれど、それ以外は大きな問題は無い。スナップするときに小さいので目立たないのもいい。
今のコンデジを使い始めて5年程?、コンデジの設定や撮り方など知ってることを全部書いてみます^^。
作例がそれっぽくないのと、ざっと書いたので「違うだろ」的なところもあるでしょうがお許しください。
 

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目次
・私の使っているカメラ Canon Powershot G1X
・とりあえずやっておくコンデジの標準的な設定
・撮影モードはどれを使うか
ISO感度の設定
・露出補正
・ワンポイント
 

私の使っているカメラ Canon Powershot G1X

私の使っているカメラはCanon Powershot G1Xです。基本これをベースに書きます。
設定項目や操作系などG7X、G9X...G系は近いはずです。他社製品でもほぼ同じことができるので何かの参考にはなるかと思います。

G1Xの仕様
・1.5型センサー(1430万画素)
・撮影感度通常:ISO100〜12800
・光学ズーム:28mm~112mm
・絞り:F2.8~F5.8
シャッタースピード:1~1/4000 秒
・最短撮影距離:20cm(標準) 20cm(マクロ)

とりあえずやっておくコンデジの標準的な設定

静止画に関連するプレーンな設定は以下の通り。
いろいろ機能はあると思いますが、重要なもの以外は切っておく設定です。

MENU設定
・AFフレーム:アクティブ(センター1エリアでフォーカスする)
・サーボAF:切
コンティニュアスAF:切
・ISOオート設定:ISO感度:1600、感度の上がり方:標準
・高感度時NR:標準
スポット測光枠:中央固定
・手ぶれ補正:入(三脚で固定して撮る時は:切)
・日付写し込み:切
・目つむり検出:切
・AFランプ補光:入
・赤目緩和機能:入
・撮影の確認:切(私は節電のために切ってます)

FUNC SET、(Q:クイック設定)
・Dレンジ補正:OFF(軽く入れてもイイ)
・暗部補正:OFF(軽く入れてもイイ)
・ホワイトバランスWB:AWB(RAW現像するときは「太陽」にしています)
・マイカラー:OFF
・BKT:OFF
・ドライブ:一枚画像撮影
・ストロボ調光補正:0
NDフィルター:OFF
・静止画アスペクト比:4:3(フォーサーズと同じ)、3:2(一眼でよくある比率。使えない機能がある)
・画像タイプ:JPEG
・記録画素数:L、圧縮率:ファイン

ボタン
・ISO:AUTO
・測光:評価測光

撮影モードはどれを使うか

例えば...
・スナップならPモード
・じっくり撮れる場合はAv
・動き回る子供やペットならAUTO
とか。

■AUTOモード
全部カメラにおまかせします。
何も考えずにバシャバシャ撮れるはずです。ピント位置もカメラが勝手に決めてくれます。
思ったところにピントを合わせてくれない時は、タッチフォーカスか、
AFのピント位置を固定できるPモードが良いでしょう。

AUTO以外のモードだと、遠景とマクロのAFゾーン切り替えが必要なことがありますが、G1Xの場合AUTOモードだとマクロでも切り替えずにAFが合わせにいきます。

デメリットは、すべてカメラにお任せなので、手動による露出補正ができません。
明るい部屋を明るく見えるようにプラス補正する場合や、
夕暮れ時の空を暗く濃いブルーに撮りたい時にマイナス補正する場合は露出補正が必要なので、AUTO以外のモードです。

その他、自動のため変更できない設定があるので、これを変更したい時もAUTO以外のモードで撮影します。

■Pモード
AUTOモードのように自動で露出を決めてくれるのは変わりなく、さらに細かい設定を自分で調整することができます。

ピント位置もセンターに固定しておいていつもセンターで合わせるのがいいかと。
趣味は写真です...という方が気軽にスナップを撮る場合はこのPモードでいいのではないでしょうか。

■Tvモード
基本はPモードと同じですが、シャッタースピードを指定できます。
後はカメラが適正露出を設定してくれます。

水の流れを表現するためにシャッタースピードを遅くしたり、逆に飛び散る水をピタッと止めたい場合は早くしたり...です。

シャッタースピードの目安
1/2000〜1/500:十分速い。手ぶれ被写体ぶれの心配少ない。ストップモーション撮影に。
1/500〜1/125:これくらいあれば安心。
1/100〜1/60:実際これくらいになることが多い。ぶれに気をつけて常用できるスピード。
1/30:手ぶれ補正を効かせて撮れるギリギリのところ。被写体ブレは目立ってくる。
1/30以下:このあたりから三脚で撮った方が無難。

■Avモード
基本はPモードと同じですが、絞りを指定できます。
後はカメラが適正露出を設定してくれます。

絞りを変えることでピントの深さを調節できるので、スナップにしても少し表現を考えながら撮る場合はこのAvモードです。
いつもAvモードで撮るという方は多いのではないでしょうか。

ピントを浅くして、花が浮き出るように撮りたい時は絞りを開放・開く。
(例えば、f1.4〜2.8)
逆に、風景や室内を手前から奥までしっかりピントを合わせたいときは絞りは閉じる・絞ります。
(例えば、f5.6〜f11など)
また、開放値しぼりはピントがゆるいことも多いので、解像感を出したい場合は少し絞って撮るのがよくある話です。
(開放f1.4なら→f1.8に絞る)

絞りの目安
1.4〜2.8:ピントの浅い写真が撮れる。コンデジだとあまりボケないので物足りないかも。
f3.2〜4.0:まだ絞り開け気味。ピントを確保しながら前後を少しボカせていい感じかも。
f5.6:標準的な絞り。記念写真を撮る場合など人物や背景にそこそこピントがくる。
f8〜11:しっかりピントの幅を持たせたいとき。
f16〜:コンデジではあまり使わないほうがいいかも。絞りボケが始まる?

また、スイーツなどを撮るマクロ撮影時はそれだけでピントが浅くなるので、f5.6程度絞る方がピントの幅が出て見やすい写真になりそう。

ISO感度の設定

ISO感度とは、昔で言うフィルム感度のことです。
感度が高いと暗いところでも写るし、低いとその分シャッタースピードを遅くしたり、絞りを開いて光をたくさん入れてやらないといけない。

露出を決める要素は3つ
ISO感度
・絞り
・シャッター速度

この3つで光量を取り合います。こっちが上がればあっちが下がる。
合計はいつも100%。
120%や80%にしたいときは露出補正します。

絞り、シャッター速度はカメラが自動で決めてくれますが、ISO感度は半自動です。
・ISO100、200、400...と完全手動で感度を指定するか、
・ISO100〜1600 AUTOと設定して、この範囲でカメラが自動設定するか、
どちらかです。

ISO感度の数値は100が感度が低く200、400...と上がっていく。
・低い方が画像がキレイ。高くなるとノイズが増えます。実用感度は1600までくらい?
・ISO100を指定する場合:十分明るい。暗い場面でも三脚が使える。商品撮影のようにキレイに撮りたい場合など。
・ISO200、400:普段はこのくらいまでで使いたい。
・ISO800、1600:ノイズは出始めるがギリギリまだ使える。
・ISO3200以上:暗くて仕方なく感度を上げるしか無い場合。屋内ライブとか。
・ISO100〜1600 AUTO:いちいち設定をしているヒマがない場合。結婚式とか。

ISOの数値は何で決めるか...
シャッタースピードを稼ぐため。遅すぎる場合→ISO感度を上げる。
・絞りを開けたいが、既にシャッタースピードが最速の場合。→ISOを下げる。
など、他の露出要素との兼ね合いです。

・画像のキレイさ
・目的のシャッタースピードの実現
・目的の絞りの実現
に気をつけて設定します。

例えば、風景を手前から奥までしっかりピントを合わせたいなら...
・絞りを絞る:f9以上にする。あげすぎると絞りボケが発生する。
シャッタースピードが 1/30(少し遅い)
→ISOを2段上げる(ISO100→ISO400)
シャッタースピードが 1/100になって多少手ぶれを回避できる。
などです。

普段は面倒なので、ISO100〜1600 AUTOに設定しておきます。

ISOオート設定・感度の上がり方の設定 
・できるだけキレイに撮りたい場合:遅く
・屋内ライブなど暗い場面で、シャッタースピードが遅くなりがちな場合:速く

露出補正

上の3つの露出要素の他に、露出補正も関連があります。
これはカメラが設定した明るさを、強引に暗くしたり、明るくしたりするものです。
例えば
・雪景色を撮ると、印象より暗く写るので、(+1〜2)プラス補正して明るい雪景色にします。
・SLを画面いっぱいにして撮ると、黒い車体が灰色に写るので、(-1〜2)マイナス補正すると黒く写ります。
・青空や夕暮れの空もそのまま撮ると白っぽくなるので、(-1〜2)マイナス補正で濃く色がしっかり出てきます。当然暗くもなりますが。

このように、カメラの自動露出だと、中間的な明るさに撮ろうとするで、明るいもの、暗いものは露出補正することで実際のイメージに近づきます。

窓から光がさす室内でも、少しプラスの露出補正(+1/3〜1)で明るいきれいな室内写真になったりします。

ワンポイント

発色がイマイチな場合
・マイカラー設定:くっきりカラー、ポジフィルムカラーなどにする。

対象が明るすぎる場合
NDフィルターをオンにする。光量を抑えられる。




マイナス露出補正で色を濃く写す。(露出補正:-2/3)


こういう場合もマイナス補正(露出補正:-2)。暗闇がしっかり暗く写る。


これもマイナス補正(露出補正:-2/3)。空の色がしっかり青くなる。


絞りを絞って、手前から奥までピントを合わせる。(絞り:f9)


感度ISO100に設定して最高画質で撮る。


雪景色は少し暗めに写りがち、露出補正:+1〜で明るく撮れる。


コンデジでも近づくとこれくらいボケます。(絞り:f2.8、クローズアップフィルター使用)


ホワイトバランス(WB)を変えて色目を変える。


これもホワイトバランス変更(WB:太陽?)照明の色が暖かい色目になった。


テーブル上、ズームの広角側でパースがついてみっともない時は、正方形フォーマットを使うとひずみの少ない部分で撮れる。(ズーム:28mm(35mm換算)、f5.6)


少し離れてズームを使うとまとまりある絵になってくる。(ズーム:70mm(35mm換算))